小腸でマクロファージに接触吸収
βグルカンは経口摂取された後に、胃を抜けて小腸に辿り着き、小腸の腸壁でマクロファージに接触・吸収されることで体内へ吸収されます。
水や油に溶けることで体内吸収されるビタミン等の栄養素とは違って、小腸でマクロファージに接触することで捕食吸収されることがベータグルカンの吸収メカニズムとして解明されています。このことから水に溶けるかどうか=水溶性は吸収効率とは関係無いことが解ります。
小腸のマクロファージは、不純物に覆われていない剥き出しの「バネ形状のベータグルカン分子=ベータ1,3Dグルカン」が小腸の腸壁上で接触した場合にだけ反応して、この分子を捕食して体内へ取り込むのです。だから、体内に吸収されるβグルカン分子の数量を最大化するためには、相当数の分子数を小腸へ投入し、マクロファージとの接触数を最大化することが必要なのです。
ここで不運にも不純物に覆われてしまったベータグルカン分子は、マクロファージのレセプターに接触できず体内にも摂り込んでもらえないため、腸内を素通りすることになってしまいます。この現象が多発しているのが不純物の多い粗悪製品の内情であり、キノコ原料の健康食品の非効率性の元凶なのでした。
一方、不純物の少ない=純度の高い製品ならば、一定量以上にβグルカン分子が投入されることでマクロファージに直接に接触できる機能性分子の数も最大化されます。すると体内へのベータグルカンの吸収量も最大化できるのです。
このような機能性成分に特有の吸収経路を理解できれば、不純物が多い劣悪健康食品の効率が低いことは容易に想像できるでしょう。同時に純度の高い製品の効率が、純度の数値の差以上に良くなることも明白となります。
マクロファージに吸収される高純度製品
吸収の経路と仕組みが解れば、摂取時の飲み物の選び方や摂取のタイミングにも理解が及ぶでしょう。全ては不純物に触れずに、なるべく無垢で純粋なままのベータグルカン成分を小腸へ届けたいからです。
不純物を極限まで減らした高純度品を正しい利用法で摂取すれば、 マクロファージに大量吸収してもらうのは容易なことになります。